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国会傍聴記録

共謀罪って?

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(マンガつき)
2005/10/16

10月14日、衆議院法務委員会での共謀罪法案審議を傍聴しました。
朝のうちに法案の趣旨説明があり、与党の質問は1時15分から3時半ごろまでありました。

質問者は
平沢勝栄(自)40分
柴山昌彦(自)20分(新人)
稲田朋美(自)20分(新人)
早川忠孝(自)5分
漆原良夫(公)30分
(時間は持ち時間:じっさいには数分ずつ延びました)

でした。

審議は、 衆議院ホームページのビデオライブラリで見ることができます。
この日の審議録も出ました。

出席者の少ないこと!
がらがらでした。
こんなことでいいのかと思いました。
最初に質問した平沢委員の質問中、民主党議員が「定足数どうなんだよ、数えろよ」と怒鳴ってました。
そのときは足りていたのかもしれないのですが、審議の終わりごろには、半分いなかったんじゃないかなあ。

平沢議員は、「犯罪は未然に防がなければ意味がない」「共謀罪は国際的に常識」などと発言しましたが、柴山、稲田、早川、漆原の4人の議員は、いずれも法案の問題点を指摘し、修正を求めました。

柴山議員は、共謀罪について「身近な事案でも該当する場合がありうる」「共謀罪はあいまいな基準によって刑罰権の行使がなされる可能性が高い」などと批判したほか、サイバー取り締まりについても、取り締まり対象範囲の限定がなされていないと指摘しました。
早川議員は「なぜ法案を、今までの審議を反映した形にしなかったのか」(なぜ原案のまま出してきたのか)と質問しました。

政府側も修正の可能性を否定しませんでした。

最後に、参考人質疑を委員長に一任して終わりました。
次の審議予定は未定ということです。

終わったあと、数名の与党議員秘書に聞いてみたのですが、どうも議員立法で修正案を出す準備がほぼ整っているような雰囲気がありました。
民主党がそれにどれだけ対抗できるか・・・です。
民主党としては「廃案をめざして断固として戦う」といってますが。

・修正案には、オバートアクト(顕示行為:Overt Act)と「組織的犯罪集団」が要件として盛り込まれそうです。
オバートアクトは「なんらかの準備行為」などという説明がなされ「行為」という言葉にだまされそうになります。ところがこれは、柴山議員への答弁にもありましたが、入れたところで捜査の実務上はほとんど影響がないというものです。共謀したうちのだれか一人がなんらかの行為をすれば成立してしまうのです。

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